ロゼワインとオレンジワインの作り方

Photo by Elle Hughes on Unsplash

こんにちは。いよいよ初めての10連休、平成最後のゴールデンウィークがスタートしました。海外に行かれる方、国内を旅行される方、家でのんびりされる方など、過ごし方は様々だと思います。いやいや10連休なんてなくて、仕事だよ、という方も多くおられることと思います。ご苦労様です。

 

前回は、白ワイン、赤ワインの作り方を簡単にご紹介しましたが、今回はロゼワイン、オレンジワインの作り方をご紹介します。オレンジワインは最近注目を集めていますが、このワインの作り方を理解すると、意外に必然的に出てくるタイプのワインであることを知っていただけると思います。

 

改めて、簡単に復習しますと、白ワインは白ブドウをすぐに絞ってジュースにして、そのぶどうジュースを発酵させてワインにします。一方、赤ワインは黒ぶどうを破砕除梗して、しばらくジュースの中に果皮や種子を漬け込んでおき、その色や味をぶどうジュースに移してから、絞ってジュースを取り出し、それを発酵させてワインにします。

ここで、もし黒ぶどうを白ワインの作り方のように、すぐに絞ってジュースにして、そのジュースを発酵させたら、ワインはできないのでしょうか。また、白ブドウを破砕除梗して、しばらくジュースの中に果皮や種子を漬け込み、それから絞って発酵させたらワインになるのでしょうか。

 

実は、この「赤ワインを白ワインのように作る」ことと、「白ワインを赤ワインのように作る」ことが、ロゼワインとオレンジワインの作り方なのです。前者のように黒ぶどうを使って白ワインの作り方で作るとロゼワインに、後者のように白ブドウを使って赤ワインの作り方で作るとオレンジワインになります。

ただ、実際は細かいいろいろな調整が必要でして、ロゼワインは上記のようにやってしまうと、ほとんど色がつかないので、少し漬け込んでうっすらピンク色になってから発酵を始めたり、もう少し違う方法で作ることもできます。オレンジワインも白ブドウをどのくらいつけてオレンジ色にしていくか、などは細かいノウハウが必要です。

さて、2回に分けてお伝えしてきました、いろんなワインの作り方。長い歴史の中で、いろいろな工夫がなされて、今日こうしていろいろなワインが飲めることに、感謝したいです。

 

TOKYO WINE PARTY スタッフ HIRO


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