白ワインと赤ワインの作り方の違い

白ワインと赤ワインの作り方の違い

 
 

やっと春本番ですね。日本では桜が咲く時期にはやはりどうしても桜色のロゼが店頭に多く並ぶようになりますね。暑くもなく寒くもなく、実際ちょうどこの時期はロゼワインを飲むにはちょうどいいかもしれません。

最近ではオレンジワインなどもよく聞きます(オレンジから作るワインではありません!オレンジ色したワインですね)。ワインには白・赤のみならず、ロゼやオレンジなど様々な色があり、その辺もちょっとほかのお酒とは違って楽しめるお酒ではないかと思います。

 

こうした様々な色のワインはどのようにして作られるのでしょうか。今回はまずはその基本である、白ワインと赤ワインについてお話します。

ここで質問です。白ワインと赤ワインの違いって何だかわかりますか?

「ぶどうの色が違うんじゃないの?」と思いますよね。もちろんぶどうの色は違います。

ただ、ぶどうの色が違うだけではなく、白ワインと赤ワインではワインを作るプロセスも違うのです。

白ワインと赤ワインはそれぞれ白ブドウと黒ぶどうから作られます。ただ、黒ぶどうといっても皮は黒い(濃い紫)ですが、ブドウの果実は赤くはなく白いのです。例えば日本だったら、巨峰とマスカット、皮をむいて実だけにしたら、同じような色になると思います。

赤ワインの赤色を出すには、皮を一緒に漬け込んで皮の色をしっかり出す必要があるのです。ですので、赤ワインは黒ぶどうを皮ごと発酵して、発酵している数週間一緒に漬け込むことで、あのきれいな赤色のワインが出来上がります(この後、プレスされて果皮や果実とワインが分離されます)。

一方、白ワインのほうは白ブドウから作られますが、白ブドウは果皮・果実ともに「白」なので、基本的には赤ワインのように皮の色を出す必要がありません。ですので、白ブドウ収穫後すぐに実だけ取り出して(除梗といいます)、それをつぶしてジュースにします。このジュースはブドウ果実からとれるものがほとんどですので、白色をしています。このジュースを発酵すると、ジュースの色を保ったままアルコールになり、白ワインとなります。

今回は以上です。赤ワイン、白ワインの作り方の違い、覚えておいてください。これを少し応用するとロゼワイン、オレンジワインができます。こちらは次回ご紹介します。

 

TOKYO WINE PARTY スタッフ HIRO


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