2020 シャブリ ヴィエイユ ヴィーニュ Chablis Vieilles Vignes
¥4,680
/
税込
三ツ星レストランに愛 され続ける美食のパートナー
■生産地■
ブルゴーニュ(フランス)
■生産者について■
メゾン・ヴェルジェの創立者で、後にドメーヌ・リケールを創設したブルゴーニュワイン界の伝説ジャン・リケール。ブルゴーニュの白ワイン最高の造り手として、ジャン・マリー・ギュファンと共に長年ワイン作りに身を投じ、1998年に自らのドメーヌを設立しました。妻レジーヌと最初に決めた方針は、商業的なワインではなく、自分達が食事の時に飲みたいワインを造る事でした。過剰なまでに多くの手を加え、繊細な味わいを失ってしまうシャルドネが主流となりつつある中で、決して飲み飽きることなく料理の味わいを最大限に引き立ててくれる魔法のようなリケールのワインは、ミシュランガイドで三ツ星に輝く世界のトップクラスのレストランから絶大な信頼を得ています。生産量が限られるため、一般市場では見かけることさえ困難になりつつあります。リケールのワインは、抜栓後時間が経つほど香りや味わいが発展してゆきます。
栓を開けて 2~3 時間経過してからが最も飲み頃で、その後 3~5 日は香りも味わいも落ちません。重すぎず、しっかりした骨格と美しい酸を兼ね備えたユニークなワイン。大きめのグラスで食事と共に味わうことでその真価を発揮します。ブルゴーニュに 4 ヘクタール、ジュラに 6 ヘクタールの自社畑を有し、醸造所はブルゴーニュ南部のマコネ地区とジュラ地方アルボワ村の 2 か所に分かれています。リケールは、自社畑のブドウからワインを作るドメーヌ部門と、他社畑からブドウを購入してワインを作るネゴシアン部門から成り、ネゴシアン物のワインの生産量は、年間 5 万ボトル程。他社畑から購入するブドウも、全て自分たちの手で収穫し、ドメーヌ物と同様の手法で区画ごとに個別醸造し、全て樽で発酵・熟成させます。ドメーヌ物とネゴシアン物は、ラベルの色で識別できます。緑のラベルは自社畑のブドウから作るドメーヌ・リケール、赤茶色のラベルは他社畑のブドウから作るメゾン・リケールのワインです。
2013 年、ジャン・リケールは、自社畑とネゴシアンの事業を、最高のワインを作る独自のノウハウと共に、現オーナーであるフローラン・ルーヴに引き継ぐ決意をしました。ジュラでワイン造りの経験を磨いてきたフローラン・ルーヴは、2012 ヴィンテージよりジャンと共にワインの共同生産を始め、厳しい収量制限や手摘みの収穫、長時間かけて優しく丁寧に行う圧搾、天然酵母による自然発酵、長期間にわたるシュールリー熟成など、長年培ってきた門外不出の醸造技術の全てをジャン・リケールより受け継ぎました。
■フローラン・ルーヴ ― リケールの新経営者にして新進気鋭の醸造家 ―■
ブルゴーニュのマコネとジュラの 2 か所にセラーを構え、この 2 つの地からワインを産するリケールは、鋭い観察眼を持つルーヴの指揮の下、更なる飛躍を遂げ、新たな高みに到達している。リケールワインの名声を確固たるものとした人の手による介入を最小限に抑えたワイン造り―厳しい収量制限、手作業での収穫、長い時間をかけて優しく丁寧に行う圧搾、天然酵母による自然発酵、バトナージュを行わない長期樽熟成といった手法とノウハウを順守してきた。ルーヴが目指すのは、それぞれの品種が持つユニークな個性と、個々のテロワールの持ち味を最も自然体に近い手法でワインの味わいに余すところなく表現することだ。(ワイン・エンスージアスト 2017 年 4 月 7 日掲載記事より)
■2019 年ヴィンテージ情報■ ブルゴーニュワイン委員会によると、2019 年の冬は、1 月を除いて穏やかな天候に恵まれましたが、4 月の遅霜で、特にマコネ地区は大きな被害を受けました。その後、6 月初旬の冷え込みで開花に時間がかかり、結実不良をもたらしました。夏は平均より暖かく、9月まで雨量が不足したものの、8月中旬に僅かに雨が降り、理想的なヴェレゾンに繋がりました。ブドウの成熟期は、晴天と平年よりも温かな気温により、地区によるばらつきは見られるものの、順調に進みました。マコネ地区では 9 月前半にスティルワインのブドウの収穫が始まりました。2018 年は、夏の干ばつの影響で低収量な年となりましたが、ブルゴーニュ全域で品質が高く、糖度と酸のバランスが優れた健康状態の良いブドウが収穫されました。「典型的なブルゴーニュのエレガンスを備えた偉大なヴィンテージ」が約束されています。この年の白ワインは、果実の円熟感と酸のバランスが良いため、発酵が早く始まり、エレガントでバランスの良いヴィンテージとなる見込みです。
■商品について■
【辛口/白】 産地:シャブリ地区 品種:シャルドネ 100% 畑:リニヨレル村とミリー村の複数区画 平均樹齢:45 年
土壌:ジュラ紀後期の石灰岩・泥炭質地層に海洋化石を含む白い小石が厚く堆積 畑の標高:120-150m Alc:13%
醸造:アルコール&マロラクティック発酵は無添加で自然発酵。発酵・熟成はオーク樽(5-10年物:70%、2-4年物:30%)で行い、澱引き・攪拌せず12ヶ月シュールリー熟成。無清澄で瓶詰。
■コメント■ リケールのシャブリは、火打石やグレープフルーツのような柑橘系果実、アカシアの花のフレッシュなアロマにほんのりとした穏やかな樽香、スグリの実やレモンを思わせる高い酸、しっかりとした骨格の良いミネラルを特徴とします。アタックは柔らかく、シャープなキレ味というよりは、非常に細かい粒子のミネラルがジワジワと上がってくるイメージです。塩気の強い料理よりも、薄めの出汁を使った繊細な和食と相性が良く、牡蠣や生で食べられる粒貝、磯の風味が強過ぎないトリ貝、白身魚のカルパッチョや軽く炙った鶏の胸肉などともよく合います。
2019VT★バーグハウンド 87点:熟した黄色い果実のアロマが仄かに香り立つ。エネルギーに溢れ、レモンの風味を帯びた緻密な味わいが広がるミディアムボディ。ドライで微かに素朴さを感じさせる後味が印象的。≪飲み頃:2023+年|#84/2021/10/10 掲載≫
■生産地■
ブルゴーニュ(フランス)
■生産者について■
メゾン・ヴェルジェの創立者で、後にドメーヌ・リケールを創設したブルゴーニュワイン界の伝説ジャン・リケール。ブルゴーニュの白ワイン最高の造り手として、ジャン・マリー・ギュファンと共に長年ワイン作りに身を投じ、1998年に自らのドメーヌを設立しました。妻レジーヌと最初に決めた方針は、商業的なワインではなく、自分達が食事の時に飲みたいワインを造る事でした。過剰なまでに多くの手を加え、繊細な味わいを失ってしまうシャルドネが主流となりつつある中で、決して飲み飽きることなく料理の味わいを最大限に引き立ててくれる魔法のようなリケールのワインは、ミシュランガイドで三ツ星に輝く世界のトップクラスのレストランから絶大な信頼を得ています。生産量が限られるため、一般市場では見かけることさえ困難になりつつあります。リケールのワインは、抜栓後時間が経つほど香りや味わいが発展してゆきます。
栓を開けて 2~3 時間経過してからが最も飲み頃で、その後 3~5 日は香りも味わいも落ちません。重すぎず、しっかりした骨格と美しい酸を兼ね備えたユニークなワイン。大きめのグラスで食事と共に味わうことでその真価を発揮します。ブルゴーニュに 4 ヘクタール、ジュラに 6 ヘクタールの自社畑を有し、醸造所はブルゴーニュ南部のマコネ地区とジュラ地方アルボワ村の 2 か所に分かれています。リケールは、自社畑のブドウからワインを作るドメーヌ部門と、他社畑からブドウを購入してワインを作るネゴシアン部門から成り、ネゴシアン物のワインの生産量は、年間 5 万ボトル程。他社畑から購入するブドウも、全て自分たちの手で収穫し、ドメーヌ物と同様の手法で区画ごとに個別醸造し、全て樽で発酵・熟成させます。ドメーヌ物とネゴシアン物は、ラベルの色で識別できます。緑のラベルは自社畑のブドウから作るドメーヌ・リケール、赤茶色のラベルは他社畑のブドウから作るメゾン・リケールのワインです。
2013 年、ジャン・リケールは、自社畑とネゴシアンの事業を、最高のワインを作る独自のノウハウと共に、現オーナーであるフローラン・ルーヴに引き継ぐ決意をしました。ジュラでワイン造りの経験を磨いてきたフローラン・ルーヴは、2012 ヴィンテージよりジャンと共にワインの共同生産を始め、厳しい収量制限や手摘みの収穫、長時間かけて優しく丁寧に行う圧搾、天然酵母による自然発酵、長期間にわたるシュールリー熟成など、長年培ってきた門外不出の醸造技術の全てをジャン・リケールより受け継ぎました。
■フローラン・ルーヴ ― リケールの新経営者にして新進気鋭の醸造家 ―■
ブルゴーニュのマコネとジュラの 2 か所にセラーを構え、この 2 つの地からワインを産するリケールは、鋭い観察眼を持つルーヴの指揮の下、更なる飛躍を遂げ、新たな高みに到達している。リケールワインの名声を確固たるものとした人の手による介入を最小限に抑えたワイン造り―厳しい収量制限、手作業での収穫、長い時間をかけて優しく丁寧に行う圧搾、天然酵母による自然発酵、バトナージュを行わない長期樽熟成といった手法とノウハウを順守してきた。ルーヴが目指すのは、それぞれの品種が持つユニークな個性と、個々のテロワールの持ち味を最も自然体に近い手法でワインの味わいに余すところなく表現することだ。(ワイン・エンスージアスト 2017 年 4 月 7 日掲載記事より)
■2019 年ヴィンテージ情報■ ブルゴーニュワイン委員会によると、2019 年の冬は、1 月を除いて穏やかな天候に恵まれましたが、4 月の遅霜で、特にマコネ地区は大きな被害を受けました。その後、6 月初旬の冷え込みで開花に時間がかかり、結実不良をもたらしました。夏は平均より暖かく、9月まで雨量が不足したものの、8月中旬に僅かに雨が降り、理想的なヴェレゾンに繋がりました。ブドウの成熟期は、晴天と平年よりも温かな気温により、地区によるばらつきは見られるものの、順調に進みました。マコネ地区では 9 月前半にスティルワインのブドウの収穫が始まりました。2018 年は、夏の干ばつの影響で低収量な年となりましたが、ブルゴーニュ全域で品質が高く、糖度と酸のバランスが優れた健康状態の良いブドウが収穫されました。「典型的なブルゴーニュのエレガンスを備えた偉大なヴィンテージ」が約束されています。この年の白ワインは、果実の円熟感と酸のバランスが良いため、発酵が早く始まり、エレガントでバランスの良いヴィンテージとなる見込みです。
■商品について■
【辛口/白】 産地:シャブリ地区 品種:シャルドネ 100% 畑:リニヨレル村とミリー村の複数区画 平均樹齢:45 年
土壌:ジュラ紀後期の石灰岩・泥炭質地層に海洋化石を含む白い小石が厚く堆積 畑の標高:120-150m Alc:13%
醸造:アルコール&マロラクティック発酵は無添加で自然発酵。発酵・熟成はオーク樽(5-10年物:70%、2-4年物:30%)で行い、澱引き・攪拌せず12ヶ月シュールリー熟成。無清澄で瓶詰。
■コメント■ リケールのシャブリは、火打石やグレープフルーツのような柑橘系果実、アカシアの花のフレッシュなアロマにほんのりとした穏やかな樽香、スグリの実やレモンを思わせる高い酸、しっかりとした骨格の良いミネラルを特徴とします。アタックは柔らかく、シャープなキレ味というよりは、非常に細かい粒子のミネラルがジワジワと上がってくるイメージです。塩気の強い料理よりも、薄めの出汁を使った繊細な和食と相性が良く、牡蠣や生で食べられる粒貝、磯の風味が強過ぎないトリ貝、白身魚のカルパッチョや軽く炙った鶏の胸肉などともよく合います。
2019VT★バーグハウンド 87点:熟した黄色い果実のアロマが仄かに香り立つ。エネルギーに溢れ、レモンの風味を帯びた緻密な味わいが広がるミディアムボディ。ドライで微かに素朴さを感じさせる後味が印象的。≪飲み頃:2023+年|#84/2021/10/10 掲載≫