2020 デルタ ピノ ノワール Delta Pinot Noir

2020 デルタ ピノ ノワール Delta Pinot Noir

¥3,080
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税込
冷涼な気候が育むエレガントなピノ&凝縮感のあるミネラリーなソーヴィニヨン・ブラン

■生産地■
マールボロ(ニュージーランド)

■生産者について■
1846 年、コンスタンティン・ディロンによりニュージーランドのマールボロ地方ワイラウ・ヴァレー南部にデルタ農園が創設されました。この広大な土地は、空中から見下ろすとギリシャ文字のデルタ「Δ」に似ているため、「デルタ」と名付けられました。この農園が 2000年にワイン界のプロフェッショナルとして名高い 3 名の著名人の手に渡り、デルタ・ワイン・カンパニーが設立されました。創設者の 1 人は、ロンドンに本拠地を置くアメリカ人のインポーターでマスター・オブ・ワインのデビッド・グリーブ。もう 1 人がフランス、イタリア、ニュージーランドなどで国際的に活躍するフライング・ワインメーカーのマット・トムスン。
そして個人栽培家のニール・イボットソン。この 3 人がマールボロのテロワールに可能性を見出し、ブドウ栽培に理想的な土地を探し出して良質なブルゴーニュのピノ・ノワール(ディジョン・クローン)をデルタ・ヴィンヤードに初めて植樹した時から、「マールボロならではのハイクオリティなワインを作る」という一大プロジェクトがスタートしました。3 名の創業者たちは、ユニークで上質なワインを作るべく、デルタ・ワインに惜しみなく投資を行い、少量生産で非常に高品質なワイン作りを実現させました。
現在、単独でデルタ・ワインのオーナーを務めるエグゼクティブ・ディレクターのニール・イボットソンは、ニュージーランドでワイン作りが始まった初期の頃からブドウ栽培を始めた個人栽培家の 1 人で、彼が最初にマールボロにブドウを植樹したのは 1978 年に遡ります。ピノ・ノワールの単一畑から始まったデルタ・ワイン・カンパニーは、マールボロ周辺のユニークな特性を持つ葡萄畑を少しずつ買い足しながら徐々に拡大し、今やデルタの自社畑は、マールボロのワイラウ・ヴァレーから、ホークス・ベイのギムブレット・グラヴェル地区まで広範囲に及びます。マールボロでは、土壌のタイプが場所によってかなり異なるため、それぞれのブドウ品種の栽培に最も適した土壌を持つ最高の土地を選ぶことが、デルタが新たな畑を購入する際に守り抜いている哲学です。
■ピノ・ノワールの畑■ ブレンナムの西側に広がるデルタ農園は、1846 年にコンスタン・ディロンによって創設されました。デルタ・ワイン・カンパニーが 2000 年にこの土地を購入し、ピノ・ノワールを植樹する以前は、標高の高い広大な丘陵地という地形を生かし、酪農業や羊の放牧、飛行機の滑走路など実に様々な用途に使用されていました。マールボロは、ワイラウ川の両岸に丘陵地があり、デルタ・ヴィンヤードは、その丘陵地のふもとに位置しています。土壌は主に粘土質の痩せた土壌で、ピノ・ノワールの栽培に非常に適しています。この葡萄畑には、4 種類のピノ・ノワールのクローンが植樹されています。ワイラウ・ヴァレーは、非常に寒冷な地域ですが、デルタ・ヴィンヤードは、丘陵状の地形が霜を防いでくれるため、病害リスクが低いのが特徴です。
■ソーヴィニヨン・ブランの畑■ ソーヴィニヨン・ブランの畑は、マールボロの海岸近くに位置するため、周辺地域よりも夜間の気温が寒冷で、下層土は、その昔川底だったため砂質で大変水はけに優れています。河川の氾濫により堆積した肥沃なシルト(沈泥)がマイクロ・ミネラルを豊かに含んだ肥沃で水はけの良い土壌を形成しています。他のワイナリーがソーヴィニヨン・ブランを栽培しているエリアが主にワイラウ・ヴァレー寄りなのに対し、デルタの畑は海に近いため、土壌が海洋性ミネラルを豊かに含み、仄かな塩の風味と豊かなミネラルがワインの香りや味わいに現れ、マールボロのソーヴィニヨン・ブランの中でも個性の光る良質なワインに仕上がります。
■主任醸造家ヘザー・スチュワート■ 2015 年よりデルタ・ワインの醸造チームに加わり、2017 年から主任醸造家を務めるヘザー・スチュワートは、旅をこよなく愛し、常に自らの情熱を追い続けることを厭わない多才な女性で、大学では芸術史を学び、心理学の理学修士を修得。マールボロで初めてブドウの収穫を手伝った時ワイン作りに魅了され、ワインの世界に足を踏み入れました。ニュージーランドのホークス・ベイで醸造学の学士を修得した後、マールボロのサン・クレア・ファミリー・エステートで 10 年間ワイン作りの仕事に従事し、トスカーナのキアンティ・クラシコやカリフォルニアのサンタ・イネズ・ヴァレーにあるブティック・ワイナリーでワイン作りの幅広い知識と経験を養ってきました。ニュージーランド北島オークランドのハイビスカス・コースト生まれのヘザーは、大の旅行好きで、余暇には世界中を旅して回り、様々な国の芸術や音楽、食文化、マリン・スポーツに親しんでいます。マールボロという土地への愛着心も強く、地元の料理とワインに対する情熱は人一倍です。
■2019 年ヴィンテージ情報■ 春の冷涼な気候で開花時期が延び、房と房の間に適度な隙間が出来ました。ブドウの生育期間が長く非常に温暖で、低収量のため果実味が濃厚さを増し、果実の風味、酸、熟れ具合が理想的なバランスに達するまで絶え間なく経過観察が続けられました。
■主な国際ワインコンクール受賞歴■
2015 年 Hatters Hill Pinot Noir 2012 シドニー国際ワイン・コンペティション金賞
2016 年 Delta Pinot Noir 2014 ロンドン・ソムリエ・ワイン・アワード金賞
Delta Pinot Noir 2015 ニュージーランド国際ワイン・ショー金賞
2017 年 Hatters Hill Pinot Noir 2015 ロイヤル・イースターショー・ワイン・アワード金賞
Hatters Hill Pinot Noir 2016 ニュージーランド・インターナショナル・ワイン・ショー金賞
2018 年 Delta Sauvignon Blanc 2017 チャイナ・ワイン&スピリッツ・アワード金賞
Delta Sauvignon Blanc 2017 ロンドン・ソムリエ・ワイン・アワード金賞
2019 年 Hatters Hill Pinot Noir 2017 インターナショナル・クール・クライメット・ワインズ・ショー金賞
Hatters Hill Pinot Noir 2017 シドニー国際ワイン・コンペティション ブルー・ゴールド賞
Hatters Hill Pinot Noir 2017 インターナショナル・ワイン・チャレンジ(UK)マールボロ・ピノ・ノワール・トロフィー(最高賞)
Hatters Hill Pinot Noir 2017 モンディアル・デ・ピノ(スイス)最高金賞
Delta Sauvignon Blanc 2018 チャイナ・ワイン&スピリッツ・アワード ダブル金賞
2020 年 Delta Sauvignon Blanc 2019 サクラ・ワイン・アワード(日本)金賞
Delta Pinot Noir 2019 ジャパン・ワイン・チャレンジ(日本)金賞
2022 年 Delta Chardonnay 2019 Delta Sauvignon Blanc 2020 サクラ・ワイン・アワード(日本)金賞

■商品について■
ジャパン・ワイン・チャレンジ 2020 金メダル受賞ワイン!赤い果実のピュアな果実味が際立つ薫り高くフルーティなワイン。適温で熟成させることで複雑味を増し、5 年程の熟成が効きます。
★ベジタリアン・フレンドリー★(卵白使用/動物性油不使用)
【辛口/赤】 産地:ニュージーランド南島/マールボロ(GI) サブリージョン:ワイラウ・ヴァレー南部 土壌:粘土質
品種:ピノ・ノワール 100%(クローン 115・777) Alc:13.5% 植樹:2002 年(複数区画) 醸造:区画ごとに個別醸造。発酵前に 4 日間
低温マセラシオンさせ、養殖酵母で日に 6-8 回ピジャージュしながら発酵。圧搾してデブルバージュで大きな澱を取り除き、シーズニングしたフレンチオークのバリックとステンレスタンクでマロラクティック発酵。瓶詰前にブレンド。 残糖:0.3g/L pH:3.52 酸:5.9g/L
★相性料理★ スプリング・ラムやローストした根菜類(ニンジン、サツマイモ、ゴボウ、馬鈴薯、カブなど)。
■コメント■ 外観はルビーレッド。赤いベリー系果実やドライタイム、黒いオリーブのアロマが香ります。リッチでフルーティなフルボディで熟れたトマトやラズベリー、黒果実の風味が溶け合います。バランスの良い酸ときめ細やかなタンニンを湛えた骨格の良い味わい。リリース直後は、フレッシュで鮮やかな赤いベリーのアロマが生き生きと感じられ、熟成を重ねるにつれて円熟感を増してゆきます。複雑なオークのニュアンスがトースト香を帯びた長い余韻を生みます。