2020 クロ・レ・ランパール・ルージュ Clos Les Remparts Rouge

2020 クロ・レ・ランパール・ルージュ Clos Les Remparts Rouge

¥3,280
/
税込
多様なテロワール、低収量、少量生産が生み出す高いクオリティ

■生産地■
ボルドー(フランス)

■生産者について■
シャトー・レ・ランパールは、ソーテルヌ地区のプレニャック村にシャトーを構えるブティック・ワイナリーで、プレニャック(AOCソーテルヌ)とピュジョル・シュル・シロン(AOCグラーヴ)の2つのコミューンに総面積9 ヘクタールの自社畑を所有し、小規模ながらもクオリティの高いワインを生産しています。ブドウ栽培は、サステナブル農法(環境保全型農法)を採用し、殆どの畑仕事が手作業で行われ、収穫の際は、最も良い房だけを長時間かけて丹念に選別しています。収量を極めて低く抑え(平均収量は、貴腐ブドウ:10hl/ha、グラーヴの辛口赤:45hl/ha、グラーヴの辛口白:20hl/ha)、ソーテルヌの貴腐ワインに関しては、1 本のブドウから平均グラス 1~2 杯しか作られず、年によってそれ以下となる場合もあります。選果とブレンドの際に非常に厳しい選定を行うため、年間生産量は僅か 3 万ボトル程です。
■宇宙を旅した史上初の貴腐ワイン、クロ・ダディ■ シャトーの前当主のマダム・カトリーヌ・ガシェは、シャトーの品質向上に大きな役割を果たした人物で、ソーテルヌのワイン作りに革命をもたらしました。マダム・ガシェがシャトーを相続した当時、ランパールのソーテルヌは、重たく甘ったるさのある時代遅れのワインに過ぎませんでしたが、マダムの一図な献身と卓越した専門知識、勇気ある決断をもって、エレガントでフレッシュな味わいのモダンなスタイルの貴腐ワインへと躍進を遂げました。マダムは、この新しいワインに母アンドレス・イヴェット・ダディ・デュブールの名に因んで「クロ・ダディ」と名付けました。
クロ・ダディは、たちまち成功を収め、数々の著名な国際ワインコンクールで表彰され国際的な注目を集めると同時に、ロンドンや香港、モスクワ、ミュンヘン、ボルドー、コート・ダジュールの高級レストランのワインメニューにリストアップされるようになりました。また、フランスの宇宙飛行士ミシェル・トニーニがソユーズ 15 号の有人宇宙飛行ミッションに持参するワインにクロ・ダディを選んだことで、クロ・ダディは、宇宙を旅した史上初めてのワインとなりました。現オーナーのイーライ・ラジモフは大のワイン愛好家で、優良なワイナリーを求めて 4 年間かけてフランス中を探し周り、2011 年にシャトー・レ・ランパールのオーナーとなりました。イーライは、前オーナーが築き上げたスタイルとエスプリを忠実に守ると共に、セミヨンとソーヴィニヨン・ブランの古樹を集団選抜して大規模な植え替えを行い、ソーヴィニヨン・ブランの単一畑を植樹、ディケム御用達のサン・マルタン社から最高級の樽を仕入れるなど、ワインの更なる品質向上に向けて惜しみない投資を続けています。

■商品について■
■テクニカル情報■ 産地:ボルドー左岸/AOC グラーヴ地区/ピュジョル・シュル・シロン村 品種:メルロ 100% 樹齢:25-45 年
植樹密度:6,600 株/ha アルコール:13.5~14%前後 平均収量:50hl/ha 畑:バルサックの石灰岩台地の延長線に広がるギサ・シュド(砂利質)とジャン・デュボ(赤い砂状)の 2 区画 醸造:手摘みで収穫し厳しく選別。ジャン・デュボの区画で収穫されたブドウは、容量 400L のフレンチオークの樽で、ギサ・シュドの区画のブドウは、ステンレスタンクで発酵。そのままマロラクティック発酵させた後、大樽とボルドー産フレンチオークの新樽バリックで熟成。
■コメント■ ヴァニラ、赤果実、ココアビーンズが香る凝縮感のあるスパイシーなアロマ。口当たり滑らかで丸みのあるタンニンを湛えた豊満で円熟した味わいが口内を満たし、美しくバランスのとれた余韻の長い後味が広がる。
■相性料理■ 獣肉(ジビエ)、グレービーソース、肉のグリル焼き、熟成したチーズ等と抜群の相性です。