2020 ヴェラトン / DO カンポ デ ボルハ Veraton / D.O.Campo de Borja

2020 ヴェラトン / DO カンポ デ ボルハ Veraton / D.O.Campo de Borja

¥5,650
/
税込
ガルナッチャの古樹が奏でる芳醇なエレガンス

■生産地■
アラゴン(スペイン)

■生産者について■
■テクニカル情報■ ボデガ所在地:スペイン北部地方アラゴン州サラゴサ県ボルハ D.O.:カンポ・デ・ボルハ 設立年:2001 年 畑面積:102ha
畑:タブエンカとボルハにある複数区画 標高:最高 850m(タブエンカ)/550m(ボルハ) 土壌:鉄分が豊富な赤色粘土と赤色粘板岩が混合するユニークな土壌。山腹に位置するため、有機物を殆ど含まない地層の薄い極めて痩せた土壌。ボルハには、石灰質土壌の区画も数か所あり。
気候:大陸性気候(夏は地中海の影響で暑く、高地のため昼夜の寒暖差が大きい。冬は大西洋側から冷たく乾燥した風が吹き付けるため寒冷。)
栽培品種:ガルナッチャ 栽培:ゴブレ方式・株仕立て/6 月~9・10 月に夏季剪定/10-11 月によく熟した房だけを厳選して手摘みで収穫
アルト・モンカヨは、ロバート・パーカーにオーストラリア最高のシラーズを造る作り手としてその実力を高く評価されたオーストラリアの醸造家クリス・リングランドとホセ・ミゲル・サン・マルティン、ボデガス・ボルサオの協同事業として 2001 年にアラゴン州ボルハに設立されました。ガルナッチャが育つ秀逸なテロワールをスペイン中隈なく探して辿り着いたのが、最も若い木で樹齢 40 年以上のガルナッチャが育つカンポ・デ・ボルハでした。カンポ・デ・ボルハは、「ガルナッチャ王国」の異名を取る程のガルナッチャの銘醸地で、栽培面積の実に 70%近くをガルナッチャが占めています。
アルト・モンカヨのワインは、主にタブエンカ地区とボルハ地区に点在する総面積 102 ヘクタールのガルナッチャの畑から収穫しています。若木は1970 年代の 10 年間の間に植樹されたもので、樹齢の最も古いブドウは、20 世紀初頭に植樹された古木で、樹齢 90 年を超えます。カンポ・デ・ボルハの土壌は、小石が多く、やや丸みを帯びた石灰岩や泥炭土、白雲石、珪岩、粘板岩などが混合しています。表層部は、水はけがよく、下層土は地中深くまで粘土質で、極めて乾燥した気候の下でも十分な水分を地中に蓄えることが出来ます。気候は大陸性気候で、夏は地中海性気候の影響を受けて暑く、冬は北東の大西洋側から冷たく乾燥した風が吹き付けます。高地のため夏は夜間が涼しく、昼間は暑くなるため、ブドウの熟成に理想的な環境が整います。年間を通して雨が少なく乾燥しているため、病害に見舞われる心配も殆どありません。

■商品について■
ベラトンは、アルト・モンカヨ・シリーズでは、エントリーワインですが、その素晴らしく独特な味わいは、ボデガス・ボルサオのトレス・ピコスと常に高得点を叩き出すアルト・モンカヨの中間に位置づけられます。ブドウは全て株栽培で、キャノピー・マネージメントとグリーン・ハーヴェストを徹底し、完熟したブドウを厳選して小な箱に入れて収穫し、選果台で丁寧に選定します。
■テクニカル情報■ 品種:ガルナッチャ 100% 畑:タブエンカとボルハ地区にある複数区画 樹齢:1970 年代 収穫:10~11 月
醸造:25~30℃の小型の開放型ステンレスタンクで 7~8日間マセラシオン。12~15日間アルコール発酵。225Lのフレンチオーク樽と
300L のアメリカンオーク樽(新樽 80%、2 年物 20%)で 15~20 日間マロラクティック発酵させ、16 ヶ月熟成。
■コメント■ 外観は、深みのある赤色を湛え、グラスの縁は鮮やかな深紅色を呈している。スギとヴァニラ、黒果実のアロマと仄かな糖蜜の香りが後に続く。口に含んだ時の第一印象は、芳醇で甘みのある果実味に溢れ、火打ち石を思わせるミネラルに鮮やかな酸、柔らかなタンニンが広がる。
■エチケット■ エチケットのデザインは、古代ローマ期に台所や浴場などの装飾に使われていた様々な色彩・形状のタイルをモザイク調に組み合わせたコラージュです。アラゴンには、イスラム文化の影響を受けたムデハル様式の建築物が世界遺産として登録され、レンガや彩色タイルを複雑に構成した幾何学模様にイスラム文化の影響が色濃く現れています。偶像崇拝を固く禁じるイスラム教では、神や動物などの装飾は偶像崇拝につながるため、幾何学模様のモザイクが発展したと言われています。
2017VT★ギア・ペニン 93 点:紫がかった深みのあるチェリー色。スモーク、スパイス、黒系果実、バルサム、トーストのアロマが香る。凝縮感のある果実味としっかりとしたストラクチャーを湛えたバランスの良い風味豊かな味わいで、後味に果実味が感じられる。≪2020 年版≫