2022 メリッジオ コッリ トスカーナ チェントラーレ Meriggio Colli Toscana Centrale
¥2,380
/
税込
サンジョヴェーゼの真髄を極めるトスカーナのトップ生産者
■生産地■
イタリア
■生産者について■
フォントディは、トスカーナ州キアンティ・クラッシコ地区の中心部にあるパンザノの街の南側に位置しています。「コンカドーロ(金の貝殻)」と呼ばれる円形劇場の形をした盆地が広がるこの地は、暖かく乾燥したミクロクリマのお陰で、伝統的な高級ワイン産地として何世紀にも渡り名声を馳せてきました。葡萄畑は、130 ヘクタールにわたり有機栽培認定を受けており、その内 70 ヘクタールが葡萄栽培に使用されています。化学肥料や農薬を使用せず、極力余分な干渉を加える必要がないよう、土地本来の力を最大限に生かした葡萄栽培を行っています。トスカーナのワインの歴史は古く 14 世紀に溯りますが、1960 年代までは大量生産される質の悪いワインが公然と出回っていました。
当時、多くの生産者は、輸出市場の隙間である安売りジャグ・ワインの市場を目指しており、葡萄農家も収穫に関しては質よりも量を重視し、葡萄樹を機械での収穫に適した水はけの悪い平らな土地に植えていました。キアンティのワイン醸造の未来に暗雲が立ち込めていた 1968 年、ドミジアーノとディノ・マネッティ兄弟は、このパンザノの地でワイン用の葡萄畑の購入を決め、89 ヘクタールの土地を購入しました。購入した当時、畑は荒れ果てていましたが、西向きの急斜面で最高の気候条件が揃っていました。
マネッティ兄弟は多額の資金を投じて葡萄樹を植え替え、設備の近代化を含む様々な面でフォントディを改革し、やがてトスカーナにおけるワイン作りの最先端を行くようになりました。トスカーナのワイン作りが大きく変化してゆく中で試行錯誤を繰り返し、ついに、国際的なカルト市場で大好評を博したスーパータスカン、フラッチャネッロで大成功を納めました。現在フォントディは、初代オーナーの親族で従兄弟同士のマルコとジョヴァンニが共同運営し、サンジョヴェーゼのスペシャリストである著名な醸造家フランコ・ベルナベイの指導を受けています。
■ワイン・アドヴォケート誌 239 号 2018 年 11 月 1 日掲載記事より■ (著者:モニカ・ラーナー)ここ数か月間のキアンティ・クラッシコにまつわるビッグニュースと言えば、フォントディのジョヴァンニ・マネッティがキアンィ・クラッシコのコンソルツィオ(協会)の新会長に選出されたことだ。ジョヴァンニの先代を務めた前会長セルジオ・ツィンガレッリは、2 度の任期の間にキアンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネという新たなカテゴリーの導入などで大いに成功を収めた。この人事交代は、非常に喜ばしいもので、ジョヴァンニ・マネッティの紳士的で協調的な人柄は、この生産者協同組合の長年にわたる論争と内部争いの一端に内省の機会と結束をもたらすだろう。マネッティが会長を務める任期中は、少なくとも平穏で安定した運営が期待できる。その一方で、我々がこの新会長に期待できる最大限の功績は、筆者が以前から主張してきたように、この偉大なアペラシオンのサブ地域の規定と区画分けについて生産者たちの声がより強く反映されることにある。ジョヴァンニ・マネッティとフォント
ディは、ワインの品質においてトスカーナのキアンティ・クラッシコ地区の頂点を極めている。ジョヴァンニ・マネッティがこの産地を取り仕切る象徴的な幹部職に就任したことによって、我々の羨望と称賛を集めて止まないこのアペラシオンの威信と名声は、更なる高みへと引き上げられるに違いない。
■商品について■
「メリッジオ」とは、「昼下がり」という意味で、メリッジオの動詞形「メリッジャーレ」は、「木陰で休む」、「昼寝をする」と言う意味を持ち、暑い夏の日に木陰でリフレッシュする時のような爽やかな味わいのワインにしようという想いから「メリッジオ」と名付けられました。
■テクニカル情報■ 産地:トスカーナ (IGT コッリ・トスカーナ・チェントラーレ) 品種:ソーヴィニヨン・ブラン 90% トレッビアーノ 10%
植樹:1979年 植樹密度:4000-6000株/ha 醸造:除梗せず房ごと圧搾し、ステンレスタンク、木樽、テラコッタのアンフォラで野生酵母を用いて発酵し、約 6 か月シュルリー熟成。 年間生産量:平均 10,000 本
■コメント■ やや濃い麦わら色に、パイナップル、ハーブ、ミネラルが香る複雑なアロマを湛えた夏のブランチにピッタリのワインで、食前酒にも最適です。
2020VT★パーカーポイント 90 点:フレッシュ感を伴う生き生きとした酸が印象的。柑橘類、ハチミツのアロマに砕いた石灰岩やトロピカルなニュアンスが感じられる魅力に溢れたワイン。≪飲み頃:2021 - 2023 年|2021/10/8 掲載≫
■生産地■
イタリア
■生産者について■
フォントディは、トスカーナ州キアンティ・クラッシコ地区の中心部にあるパンザノの街の南側に位置しています。「コンカドーロ(金の貝殻)」と呼ばれる円形劇場の形をした盆地が広がるこの地は、暖かく乾燥したミクロクリマのお陰で、伝統的な高級ワイン産地として何世紀にも渡り名声を馳せてきました。葡萄畑は、130 ヘクタールにわたり有機栽培認定を受けており、その内 70 ヘクタールが葡萄栽培に使用されています。化学肥料や農薬を使用せず、極力余分な干渉を加える必要がないよう、土地本来の力を最大限に生かした葡萄栽培を行っています。トスカーナのワインの歴史は古く 14 世紀に溯りますが、1960 年代までは大量生産される質の悪いワインが公然と出回っていました。
当時、多くの生産者は、輸出市場の隙間である安売りジャグ・ワインの市場を目指しており、葡萄農家も収穫に関しては質よりも量を重視し、葡萄樹を機械での収穫に適した水はけの悪い平らな土地に植えていました。キアンティのワイン醸造の未来に暗雲が立ち込めていた 1968 年、ドミジアーノとディノ・マネッティ兄弟は、このパンザノの地でワイン用の葡萄畑の購入を決め、89 ヘクタールの土地を購入しました。購入した当時、畑は荒れ果てていましたが、西向きの急斜面で最高の気候条件が揃っていました。
マネッティ兄弟は多額の資金を投じて葡萄樹を植え替え、設備の近代化を含む様々な面でフォントディを改革し、やがてトスカーナにおけるワイン作りの最先端を行くようになりました。トスカーナのワイン作りが大きく変化してゆく中で試行錯誤を繰り返し、ついに、国際的なカルト市場で大好評を博したスーパータスカン、フラッチャネッロで大成功を納めました。現在フォントディは、初代オーナーの親族で従兄弟同士のマルコとジョヴァンニが共同運営し、サンジョヴェーゼのスペシャリストである著名な醸造家フランコ・ベルナベイの指導を受けています。
■ワイン・アドヴォケート誌 239 号 2018 年 11 月 1 日掲載記事より■ (著者:モニカ・ラーナー)ここ数か月間のキアンティ・クラッシコにまつわるビッグニュースと言えば、フォントディのジョヴァンニ・マネッティがキアンィ・クラッシコのコンソルツィオ(協会)の新会長に選出されたことだ。ジョヴァンニの先代を務めた前会長セルジオ・ツィンガレッリは、2 度の任期の間にキアンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネという新たなカテゴリーの導入などで大いに成功を収めた。この人事交代は、非常に喜ばしいもので、ジョヴァンニ・マネッティの紳士的で協調的な人柄は、この生産者協同組合の長年にわたる論争と内部争いの一端に内省の機会と結束をもたらすだろう。マネッティが会長を務める任期中は、少なくとも平穏で安定した運営が期待できる。その一方で、我々がこの新会長に期待できる最大限の功績は、筆者が以前から主張してきたように、この偉大なアペラシオンのサブ地域の規定と区画分けについて生産者たちの声がより強く反映されることにある。ジョヴァンニ・マネッティとフォント
ディは、ワインの品質においてトスカーナのキアンティ・クラッシコ地区の頂点を極めている。ジョヴァンニ・マネッティがこの産地を取り仕切る象徴的な幹部職に就任したことによって、我々の羨望と称賛を集めて止まないこのアペラシオンの威信と名声は、更なる高みへと引き上げられるに違いない。
■商品について■
「メリッジオ」とは、「昼下がり」という意味で、メリッジオの動詞形「メリッジャーレ」は、「木陰で休む」、「昼寝をする」と言う意味を持ち、暑い夏の日に木陰でリフレッシュする時のような爽やかな味わいのワインにしようという想いから「メリッジオ」と名付けられました。
■テクニカル情報■ 産地:トスカーナ (IGT コッリ・トスカーナ・チェントラーレ) 品種:ソーヴィニヨン・ブラン 90% トレッビアーノ 10%
植樹:1979年 植樹密度:4000-6000株/ha 醸造:除梗せず房ごと圧搾し、ステンレスタンク、木樽、テラコッタのアンフォラで野生酵母を用いて発酵し、約 6 か月シュルリー熟成。 年間生産量:平均 10,000 本
■コメント■ やや濃い麦わら色に、パイナップル、ハーブ、ミネラルが香る複雑なアロマを湛えた夏のブランチにピッタリのワインで、食前酒にも最適です。
2020VT★パーカーポイント 90 点:フレッシュ感を伴う生き生きとした酸が印象的。柑橘類、ハチミツのアロマに砕いた石灰岩やトロピカルなニュアンスが感じられる魅力に溢れたワイン。≪飲み頃:2021 - 2023 年|2021/10/8 掲載≫