2023 ガヴィ イル カステッロ Gavi Il Castello
¥3,380
/
税込
ヨーロッパでも最古の歴史を誇るスピノラ家のビオワイン
■生産地■
イタリア
■生産者について■
北イタリアのピエモンテ南東部に位置するガヴィは、赤ワインが有名なピエモンテでは珍しく知名度の高い白ワインの銘醸地で、魚やシーフード、野菜料理と抜群の相性を持ちます。粘土石灰質に凝灰岩が混ざるガヴィの丘陵地帯は、地中海の影響を受ける温暖な気候で、コルテーゼがよく熟し、酸のしっかりとしたエレガントな味わいの白ワインを生みます。そのガヴィの優良生産者の 1 つがカステッロ・ディ・タッサローロです。
カステッロ・ディ・タッサローロは、ガヴィの中心地にあるタッサローロのコミューンにシャトーを構える欧州でも最も古い歴史を持つカンティーナの 1 つで、有機栽培認定を受けた 20 ヘクタールのブドウ畑が、カンティーナを取り囲むようにして広がっています。1367 年からこのブドウ園を所有するスピノラ家は、正統な貴族の血筋で、一族の起源は 8 世紀まで遡ります。中世には、メディチ家と肩を並べる程に有力な貴族で、祖先の中には、コロンブスの新大陸発見の旅に多額の資金援助をした者もいました。シャトーは、西暦 250 年に建立されたローマ式の建造物で、ルネッサンスの時代を中心に何度も増築と改築を重ねてきました。
先代のラオロ・スピノーラ侯爵は、元映画監督というユニークな経歴の持ち主でしたが、侯爵が亡くなり、娘のマッシミリアーナ夫妻がカンティーナの経営を引き継いだ頃からビオディナミに移行し、2008 ヴィンテージからイタリアの公的認証機関 BIOS より、正式に有機認証を受けています。畑造りは、数々のワイナリーでコンサルタントを務めるヴィンチェンツォ・ムニのアドバイスの下、マッシミリアーナと夫ヘンリーが行います。ビオディナミ農法に移行した後、悪いブドウが実ることは、ほぼ皆無となりました。
■テクニカル情報■ カンティーナの所在地:イタリア北部ピエモンテ州タッサローロ 作付面積:白ワイン 17ha、赤ワイン 2.5ha
栽培品種:コルテーゼ・ディ・ガヴィ、バルベーラ、カベルネ・ソーヴィニョン(ごく一部) ビオディナミ栽培移行:2006 年より。
【取得認証】:オーガニック認証、ビオディナミ認証、ヴィーガン認証(卵白・動物性油共に不使用)
【栽培】:肥料は、主に緑肥と自家製の堆肥を組み合わせ、土を無理やり押さえつけず、馬を使って畑を耕すことで、極めて良質な土壌が育ちます。ビオディナミ農法の最大のメリットは、この良質な土壌の育成にあります。緑肥とは、植物を枯らしたり、腐らせたりせず、そのまま土壌にすき込んで肥料とすることで、土壌の流出や養分の溶脱を防ぎ、水分の蒸発にも作用します。ワイン用ブドウの栽培では、この緑肥の生成にブドウの搾りかすを用います。有機肥料のみを使用することにより、土中の微生物の働きが活発となり、良質な土壌から、健康状態の良い上質なブドウが育ちます。全ての農作業は、ビオディナミのカレンダーに忠実に従って行われます。
【醸造】:醸造家ヴィンチェンツォ・ムニと助手のミリ・ヴェッリが醸造を担当。ワイン造りで最も大切にしている方針は、最高の官能特性を持つ上質なワインを造ること。収穫は 9 月末頃までブドウがよく熟すのを待ってから手作業で遅摘みし、低温で軽くマセラシオンさせた後、マストの量が通常搾汁可能な量の 60%以下になるよう優しく圧搾することで、本来の独特な持ち味を最大限に引き出しています。発酵は、天然酵母でゆっくりと時間をかけて自然発酵させ、SO2 の使用は最小限に留めています。
■商品について■
魅惑的で濃厚なアロマが香る上質で複雑な味わいのガヴィ。果実がよく熟れるのを待ってから遅摘みし、低温で長時間かけて自然発酵させるため、恰幅の良いストラクチャーのしっかりとした白ワインに仕上がります。ワイナリーで最も古い丘陵地帯に広がる複数の畑から収穫しています。栽培~瓶詰まで 100%ハンドメイドのビオワインです。
【辛口/白】 産地:イタリア北部/ピエモンテ南東部/DOCGガヴィ/タッサローロ 品種:コルテーゼ 100% Alc:13%
栽培:有機栽培(※ビオロジック公式認定) 畑の標高:300m 平均樹齢:40 年 畑:ワイナリーで最も古い丘陵地帯 土壌:緑肥
を用いたビオディナミ栽培により、豊富な有機物質を含んだ粘土とシルトの混じる泥炭質土壌
生産量:約 40,000 本
【醸造方法】:ブドウがよく熟すのを待ってから全て手作業で遅摘みし、低温で軽くマセラシオンさせた後、マストの量が通常搾汁可能な量の 60%以下になるよう優しく圧搾することで、本来の独特な持ち味を最大限に引き出します。発酵は、ステンレスタンクで天然酵母を利用し、12~13℃の低温で 2 ヶ月かけてゆっくりと自然発酵させます。タンクの中で 2~3 ヶ月熟成させた後、瓶詰し、更に 1 ヶ月の瓶内熟成を経てから出荷します。
■コメント■ アカシアの蜜を思わせる濃厚なハニー・イエローの色調に、魅惑的な淡いグリーンの輝きを湛え、フローラルな花の香りと熟れた柑橘系果実の濃厚なアロマが香ります。口に含むと、エレガントで繊細な味わいが生き生きと感じられ、どこまでも続く長い余韻が広がります。
■相性料理■ 食前酒に最適。繊細な味付けと良く合い、様々な国の料理と共にお楽しみいただけます(提供温度:9-10℃)。
2018VT★ワインエンスージアスト 90 点:ビオディナミ農法の諸原則に則って生み出されたこのワインは、ハニーサックルの花やトロピカルフルーツのアロマにトマトの蔓をすり潰したようなニュアンスが仄かに香る。口蓋を包み込むような円やかな味わいは、成熟した黄林檎やハニーデュー、蜂蜜の風味が感じられ、フレッシュな酸がリッチな味わいに浮き立つような高揚感を添え、レモンドロップの香りが後味に広がる。≪2019/10/1 掲載≫
■生産地■
イタリア
■生産者について■
北イタリアのピエモンテ南東部に位置するガヴィは、赤ワインが有名なピエモンテでは珍しく知名度の高い白ワインの銘醸地で、魚やシーフード、野菜料理と抜群の相性を持ちます。粘土石灰質に凝灰岩が混ざるガヴィの丘陵地帯は、地中海の影響を受ける温暖な気候で、コルテーゼがよく熟し、酸のしっかりとしたエレガントな味わいの白ワインを生みます。そのガヴィの優良生産者の 1 つがカステッロ・ディ・タッサローロです。
カステッロ・ディ・タッサローロは、ガヴィの中心地にあるタッサローロのコミューンにシャトーを構える欧州でも最も古い歴史を持つカンティーナの 1 つで、有機栽培認定を受けた 20 ヘクタールのブドウ畑が、カンティーナを取り囲むようにして広がっています。1367 年からこのブドウ園を所有するスピノラ家は、正統な貴族の血筋で、一族の起源は 8 世紀まで遡ります。中世には、メディチ家と肩を並べる程に有力な貴族で、祖先の中には、コロンブスの新大陸発見の旅に多額の資金援助をした者もいました。シャトーは、西暦 250 年に建立されたローマ式の建造物で、ルネッサンスの時代を中心に何度も増築と改築を重ねてきました。
先代のラオロ・スピノーラ侯爵は、元映画監督というユニークな経歴の持ち主でしたが、侯爵が亡くなり、娘のマッシミリアーナ夫妻がカンティーナの経営を引き継いだ頃からビオディナミに移行し、2008 ヴィンテージからイタリアの公的認証機関 BIOS より、正式に有機認証を受けています。畑造りは、数々のワイナリーでコンサルタントを務めるヴィンチェンツォ・ムニのアドバイスの下、マッシミリアーナと夫ヘンリーが行います。ビオディナミ農法に移行した後、悪いブドウが実ることは、ほぼ皆無となりました。
■テクニカル情報■ カンティーナの所在地:イタリア北部ピエモンテ州タッサローロ 作付面積:白ワイン 17ha、赤ワイン 2.5ha
栽培品種:コルテーゼ・ディ・ガヴィ、バルベーラ、カベルネ・ソーヴィニョン(ごく一部) ビオディナミ栽培移行:2006 年より。
【取得認証】:オーガニック認証、ビオディナミ認証、ヴィーガン認証(卵白・動物性油共に不使用)
【栽培】:肥料は、主に緑肥と自家製の堆肥を組み合わせ、土を無理やり押さえつけず、馬を使って畑を耕すことで、極めて良質な土壌が育ちます。ビオディナミ農法の最大のメリットは、この良質な土壌の育成にあります。緑肥とは、植物を枯らしたり、腐らせたりせず、そのまま土壌にすき込んで肥料とすることで、土壌の流出や養分の溶脱を防ぎ、水分の蒸発にも作用します。ワイン用ブドウの栽培では、この緑肥の生成にブドウの搾りかすを用います。有機肥料のみを使用することにより、土中の微生物の働きが活発となり、良質な土壌から、健康状態の良い上質なブドウが育ちます。全ての農作業は、ビオディナミのカレンダーに忠実に従って行われます。
【醸造】:醸造家ヴィンチェンツォ・ムニと助手のミリ・ヴェッリが醸造を担当。ワイン造りで最も大切にしている方針は、最高の官能特性を持つ上質なワインを造ること。収穫は 9 月末頃までブドウがよく熟すのを待ってから手作業で遅摘みし、低温で軽くマセラシオンさせた後、マストの量が通常搾汁可能な量の 60%以下になるよう優しく圧搾することで、本来の独特な持ち味を最大限に引き出しています。発酵は、天然酵母でゆっくりと時間をかけて自然発酵させ、SO2 の使用は最小限に留めています。
■商品について■
魅惑的で濃厚なアロマが香る上質で複雑な味わいのガヴィ。果実がよく熟れるのを待ってから遅摘みし、低温で長時間かけて自然発酵させるため、恰幅の良いストラクチャーのしっかりとした白ワインに仕上がります。ワイナリーで最も古い丘陵地帯に広がる複数の畑から収穫しています。栽培~瓶詰まで 100%ハンドメイドのビオワインです。
【辛口/白】 産地:イタリア北部/ピエモンテ南東部/DOCGガヴィ/タッサローロ 品種:コルテーゼ 100% Alc:13%
栽培:有機栽培(※ビオロジック公式認定) 畑の標高:300m 平均樹齢:40 年 畑:ワイナリーで最も古い丘陵地帯 土壌:緑肥
を用いたビオディナミ栽培により、豊富な有機物質を含んだ粘土とシルトの混じる泥炭質土壌
生産量:約 40,000 本
【醸造方法】:ブドウがよく熟すのを待ってから全て手作業で遅摘みし、低温で軽くマセラシオンさせた後、マストの量が通常搾汁可能な量の 60%以下になるよう優しく圧搾することで、本来の独特な持ち味を最大限に引き出します。発酵は、ステンレスタンクで天然酵母を利用し、12~13℃の低温で 2 ヶ月かけてゆっくりと自然発酵させます。タンクの中で 2~3 ヶ月熟成させた後、瓶詰し、更に 1 ヶ月の瓶内熟成を経てから出荷します。
■コメント■ アカシアの蜜を思わせる濃厚なハニー・イエローの色調に、魅惑的な淡いグリーンの輝きを湛え、フローラルな花の香りと熟れた柑橘系果実の濃厚なアロマが香ります。口に含むと、エレガントで繊細な味わいが生き生きと感じられ、どこまでも続く長い余韻が広がります。
■相性料理■ 食前酒に最適。繊細な味付けと良く合い、様々な国の料理と共にお楽しみいただけます(提供温度:9-10℃)。
2018VT★ワインエンスージアスト 90 点:ビオディナミ農法の諸原則に則って生み出されたこのワインは、ハニーサックルの花やトロピカルフルーツのアロマにトマトの蔓をすり潰したようなニュアンスが仄かに香る。口蓋を包み込むような円やかな味わいは、成熟した黄林檎やハニーデュー、蜂蜜の風味が感じられ、フレッシュな酸がリッチな味わいに浮き立つような高揚感を添え、レモンドロップの香りが後味に広がる。≪2019/10/1 掲載≫