2018 デエーサ ラ グランハ / ビノ デ ラ ティエラ デ カスティーリャ イ レオン Dehesa La Granja / Vino de la Tierra de Castilla y Leon
¥2,450
/
税込
テンプラニーリョの巨匠が造 る至宝の傑作ワイン
■生産地■
カスティーリャ・イ・レオン(スペイン)
■生産者について■
ペスケラのワインを飲んだロバート・パーカーがワイン・バイヤーズ・ガイド第1版に「これぞスペインのペトリュス!」と書いたことで一躍その名を世界中に知らしめたペスケラ。今やスペインワインのアイコン的存在ともなったフェルナンデス・リベラ家の作り手としての歴史は、アレハンドロ・フェルナンデスと妻エスペランサ・リベラの独創性と一族の団結により、1972年に始まります。スペインでは、19世紀まで良質なワインが随所で作られていましたが、20世紀に入ると、フランコの独裁政治などもあり、経済も国際的地位も一気に低下し、ベガ・シシリアが造るウニコなど一部のものを除き、安価な大量生産のワインが定番化していました。
アルコール分が高く、重たいだけのスペインワインではなく、もっと酸の効いた上質なワインを造りたいと考えたフェルナンデスは、ブドウ畑を購入し、自らのワイナリーの創設を切望するようになります。 もともとスペインはワインに酸を与える土壌に恵まれ、あちこちに良質なブドウ畑が広がっていましたが、他の作物に転向するブドウ農家も多く、良質なブドウ畑がいつしか砂糖大根の畑に変わっていました。そんな中、最高のワイン造りに情熱を燃やすフェルナンデスは、アメリカ人のスティーブン・メツラーと組んでかつて良質なブドウ畑であった酸の強い土壌を丹念に探し求め、遂に1972年、リベラ・デル・ドゥエロのペスケラという港町に理想的な土壌を見出し、16世紀の小さな石造りの搾汁所を購入しました。
1975年に初めてこの地で収穫を行い、ティント・ペスケラが誕生します。ペスケラのワインによりリベラ・デル・ドゥエロが持つ潜在性が話題に上るようになり、1982年に原産地呼称リベラ・デル・ドゥエロが生まれ、この DO の誕生と共に、同年、ティント・ペスケラで最も標高の高い畑から収穫された極上のテンプラニーリョのみを使用し、最初のハヌスが作られました。このワインの名称は、ローマ神話の時の神ヤーヌスに因んでいます。1985年、ロバート・パーカーがハヌスを「これぞスペインのペトリュス!」と評したことで、ペスケラは一躍脚光を浴び、スペインで最も権威あるボデガとして世界に広く認知され、今も最高の評価を受けています。現在フェルナンデス・リベラ・グループは、4つのボデガから成り、そのワインは世界70国以上で販売されています。2019年には、エスペランサとアレハンドロの孫たちがグループの経営陣に加わり、時代に適応する方針を打ち立てて、グループをリードしています。
栽培:ペスケラでは、有機栽培やビオディナミが世間で取り沙汰されるようになるずっと以前から羊の糞などを有機肥料として利用し、限りなく自然に近い手法を守ってきたため、有機栽培やビオディナミを取り入れたと言うより、ペスケラで昔から変わらず守ってきた手法がいつの間にか有機栽培やビオディナミと呼ばれるようになったと言う方が正しいでしょう。
醸造:ブドウは除梗し、2~3週間かけて天然酵母で発酵。タンクの外側に冷水をかけて冷却しながら発酵させるため、マロラクティック発酵中も27℃を越えることはありません。樽に移し、こまめにルモンタージュしながら熟成。デブルバージュで沈殿物を沈め、月に一度樽からワインを出し樽を湯で洗浄。ろ過や冷却をせず、SO2が極めて低いため、ペスケラを飲んでも翌日頭が痛くなることは滅多にありません。テロワールの個性を際立たせるため、4つのボデガで同じ醸造手法をとっていますが、樽の種類や新樽率、熟成期間がキュヴェごとに違い、フレンチオークとアメリカンオークを絶妙に使い分けることで個性豊かな味わいを生み出しています。
■商品について■
ポルトガル国境に近いサモーラに育つテンプラニーリョは、丸いタンニンと生彩な酸を湛えた円やかで深みのあるワインを生みます。長期熟成を経ても表情豊かな果実のアロマが生き生きと感じられます。リリースから 5~10 年は熟成の効くワインです。
【辛口/赤】 産地:カスティーリャ・イ・レオン州サモーラ(IGP:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ・イ・レオン)
品種:テンプラニーリョ 100% Alc:14.5% 畑面積:101ha 土壌:砂岩、粘土、シルト、石灰岩が混合 平均樹齢:25 年
標高:700-750m 気候:大西洋の影響を強く受ける乾燥した大陸性気候(年間降水量 300-400mm/年間平均気温 12-13℃)
醸造:アメリカンオークで 12 ヶ月熟成した後、リリースまで瓶内で熟成。
★相性料理:マスタードと赤ワインソースを和えたサーロインステーキなどの赤身肉、マッシュルームやトリュフを詰めた鳩肉のシチュー、クランベリーソースやブルーベリーソースを和えたマグレ鴨など。(提供温度:14-16℃/30 分前にデキャンタージュがお勧め)
■コメント■ 外観は、クリアで鮮やかな紫色かかったルビーレッド色。レッドカラントやラズベリー等のフレッシュなレットベリーのアロマにローストしたコーヒー豆のニュアンスが溶け合う。シルキーで滑らかな質感を持つリッチな味わいで、バランスの良い酸と程よいタンニンが感じられる。 レッドベリーの豊かな風味が後味に広がる。オーク由来のトーストやバニラの香りが印象的。
2016VT★ジェームズ・サックリン 93 点:マルベリー、ドライハーブ、ブラックオリーブ、スギ、ベーキングスパイスのアロマが香り立つ。しっかりとしたタンニンを備えたフルボディの味わいで、厚みがあり、クリーミーなテクスチャーを持つ。見事な凝縮感と余韻の長さが特徴的。今飲んでも素晴らしいが、熟成させても美味しく味わえるだろう。≪2021/10/14 掲載≫ 2016VT 他誌評価:★ワイン・スペクテーター89 点
★ギア・ペニン 88 点
■生産地■
カスティーリャ・イ・レオン(スペイン)
■生産者について■
ペスケラのワインを飲んだロバート・パーカーがワイン・バイヤーズ・ガイド第1版に「これぞスペインのペトリュス!」と書いたことで一躍その名を世界中に知らしめたペスケラ。今やスペインワインのアイコン的存在ともなったフェルナンデス・リベラ家の作り手としての歴史は、アレハンドロ・フェルナンデスと妻エスペランサ・リベラの独創性と一族の団結により、1972年に始まります。スペインでは、19世紀まで良質なワインが随所で作られていましたが、20世紀に入ると、フランコの独裁政治などもあり、経済も国際的地位も一気に低下し、ベガ・シシリアが造るウニコなど一部のものを除き、安価な大量生産のワインが定番化していました。
アルコール分が高く、重たいだけのスペインワインではなく、もっと酸の効いた上質なワインを造りたいと考えたフェルナンデスは、ブドウ畑を購入し、自らのワイナリーの創設を切望するようになります。 もともとスペインはワインに酸を与える土壌に恵まれ、あちこちに良質なブドウ畑が広がっていましたが、他の作物に転向するブドウ農家も多く、良質なブドウ畑がいつしか砂糖大根の畑に変わっていました。そんな中、最高のワイン造りに情熱を燃やすフェルナンデスは、アメリカ人のスティーブン・メツラーと組んでかつて良質なブドウ畑であった酸の強い土壌を丹念に探し求め、遂に1972年、リベラ・デル・ドゥエロのペスケラという港町に理想的な土壌を見出し、16世紀の小さな石造りの搾汁所を購入しました。
1975年に初めてこの地で収穫を行い、ティント・ペスケラが誕生します。ペスケラのワインによりリベラ・デル・ドゥエロが持つ潜在性が話題に上るようになり、1982年に原産地呼称リベラ・デル・ドゥエロが生まれ、この DO の誕生と共に、同年、ティント・ペスケラで最も標高の高い畑から収穫された極上のテンプラニーリョのみを使用し、最初のハヌスが作られました。このワインの名称は、ローマ神話の時の神ヤーヌスに因んでいます。1985年、ロバート・パーカーがハヌスを「これぞスペインのペトリュス!」と評したことで、ペスケラは一躍脚光を浴び、スペインで最も権威あるボデガとして世界に広く認知され、今も最高の評価を受けています。現在フェルナンデス・リベラ・グループは、4つのボデガから成り、そのワインは世界70国以上で販売されています。2019年には、エスペランサとアレハンドロの孫たちがグループの経営陣に加わり、時代に適応する方針を打ち立てて、グループをリードしています。
栽培:ペスケラでは、有機栽培やビオディナミが世間で取り沙汰されるようになるずっと以前から羊の糞などを有機肥料として利用し、限りなく自然に近い手法を守ってきたため、有機栽培やビオディナミを取り入れたと言うより、ペスケラで昔から変わらず守ってきた手法がいつの間にか有機栽培やビオディナミと呼ばれるようになったと言う方が正しいでしょう。
醸造:ブドウは除梗し、2~3週間かけて天然酵母で発酵。タンクの外側に冷水をかけて冷却しながら発酵させるため、マロラクティック発酵中も27℃を越えることはありません。樽に移し、こまめにルモンタージュしながら熟成。デブルバージュで沈殿物を沈め、月に一度樽からワインを出し樽を湯で洗浄。ろ過や冷却をせず、SO2が極めて低いため、ペスケラを飲んでも翌日頭が痛くなることは滅多にありません。テロワールの個性を際立たせるため、4つのボデガで同じ醸造手法をとっていますが、樽の種類や新樽率、熟成期間がキュヴェごとに違い、フレンチオークとアメリカンオークを絶妙に使い分けることで個性豊かな味わいを生み出しています。
■商品について■
ポルトガル国境に近いサモーラに育つテンプラニーリョは、丸いタンニンと生彩な酸を湛えた円やかで深みのあるワインを生みます。長期熟成を経ても表情豊かな果実のアロマが生き生きと感じられます。リリースから 5~10 年は熟成の効くワインです。
【辛口/赤】 産地:カスティーリャ・イ・レオン州サモーラ(IGP:ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ・イ・レオン)
品種:テンプラニーリョ 100% Alc:14.5% 畑面積:101ha 土壌:砂岩、粘土、シルト、石灰岩が混合 平均樹齢:25 年
標高:700-750m 気候:大西洋の影響を強く受ける乾燥した大陸性気候(年間降水量 300-400mm/年間平均気温 12-13℃)
醸造:アメリカンオークで 12 ヶ月熟成した後、リリースまで瓶内で熟成。
★相性料理:マスタードと赤ワインソースを和えたサーロインステーキなどの赤身肉、マッシュルームやトリュフを詰めた鳩肉のシチュー、クランベリーソースやブルーベリーソースを和えたマグレ鴨など。(提供温度:14-16℃/30 分前にデキャンタージュがお勧め)
■コメント■ 外観は、クリアで鮮やかな紫色かかったルビーレッド色。レッドカラントやラズベリー等のフレッシュなレットベリーのアロマにローストしたコーヒー豆のニュアンスが溶け合う。シルキーで滑らかな質感を持つリッチな味わいで、バランスの良い酸と程よいタンニンが感じられる。 レッドベリーの豊かな風味が後味に広がる。オーク由来のトーストやバニラの香りが印象的。
2016VT★ジェームズ・サックリン 93 点:マルベリー、ドライハーブ、ブラックオリーブ、スギ、ベーキングスパイスのアロマが香り立つ。しっかりとしたタンニンを備えたフルボディの味わいで、厚みがあり、クリーミーなテクスチャーを持つ。見事な凝縮感と余韻の長さが特徴的。今飲んでも素晴らしいが、熟成させても美味しく味わえるだろう。≪2021/10/14 掲載≫ 2016VT 他誌評価:★ワイン・スペクテーター89 点
★ギア・ペニン 88 点