2022 エルサ ビアンキ マルベック Elsa Bianchi MalbecValentin Bianchi

2022 エルサ ビアンキ マルベック Elsa Bianchi MalbecValentin Bianchi

¥1,750
/
税込
世界が実力を認める珠玉のアルゼンチン・ワイン!

■生産地■
メンドーサ(アルゼンチン)

■生産者について■
ヴァレンティン・ビアンキは、母国イタリアから 1910 年にアルゼンチンへ移住しました。移住先のアルゼンチンで 1928 年に葡萄畑とボデガを購入したことがビアンキの人生にとって大きなターニング・ポイントとなりました。この小さなボデガは「エル・チチェ」の名で知られています。いくつもの困難を乗り越え、ブエノス・アイレスでビアンキのワインが名声を手にしたのは 1934年のことです。同年、ビアンキのワインは、アルゼンチンのワイン見本市とワインコンテストで最高品質賞に輝きました。1951 年には、息子たちの貢献により規模も拡大し、現在のヴァレンティン・ビアンキの社名に変わりました。
1966 年には彼の功績と人徳を讃えられ、イタリアで公式にナイトの称号を受けています。ビアンキは、現在も発展と近代化を進め、その品質と実力は、ワインアドヴォケートを始めとするワイン誌や数々のコンクールで高い評価を受けています。ボデガス・ヴァレンティン・ビアンキは、アルゼンチンのメンドーサ州サン・ラファエルにボデガを構え、総面積 6 万 5 千ヘクタールに及ぶ広大な土地を所有し、ディアマンテ河とアトゥエル河の水を灌漑利用して葡萄栽培を行っています。この 2 つの河川は、アンデス山脈から流れ出る雪解け水を水源としています。
アンデス山を囲むようにして広がるサン・ラファエル地区は、南緯 34.5 度、標高 800mの冷涼な高地に位置し、年間平均降水量300mm、平均湿度 55%という乾燥した土地で、病害の心配がありません。年間 180~200 日間は霜が降らず、温暖な気候に恵まれ、暖かな気候条件により、様々な葡萄品種の栽培に適していますが、品種の持ち味を最大限に引き出すため、品種の特性とテロワールの相性を入念に見極め、各品種の栽培区画を決めています。
比較的樹齢の若い葡萄から造るエルサ・ビアンキ・シリーズと、数々の国際ワインコンクールでその実力を高く評価されているファミーリャ・ビアンキの葡萄が育つのは、主にサン・ラファエル地区のラマ・カイーダ周辺に広がる標高 750 メートルの冷涼な高地で、高品質のワイン用葡萄を育てるのに理想的な土地です。土壌は、2 つの河川の流れにより土砂が堆積してできた石灰質の砂礫土壌で、葡萄樹は新鮮な養分を求め、地中深くまで根を張り巡らせます。
■テクニカル情報■ 産地:アルゼンチン西部メンドーサ州サン・ラファエル地区 土壌:石灰質・砂礫質 標高:海抜 750 メートル

■商品について■
沖積層のローム砂礫土壌に豊富に含まれる「カリチェ」と呼ばれる地表の砂や小石の間に凝固した炭酸カルシウムが格別なミネラル香とフレッシュ感をもたらし、多様な土壌タイプとミクロクリマを持つ複数区画のマルベックをブレンドすることで複雑なアロマと風味を引き出しています。成熟したタンニンと豊かな酸、凝縮感のある果実味を湛えたジューシーで飲みやすい味わいながら、骨格の良いクラシックなスタイルを持つ赤ワインです。エチケットに描かれているのは野に咲くスミレの花で、エルサ・ビアンキ・マルベックの持つユニークなアロマの特性を表現したものです。
■テクニカル情報■ 品種:マルベック 100% 畑:フィンカ・ドニャ・エルサ&フィンカ・アスティ(自社畑)、クアドロ・ベネガス(契約農家の畑) アルコール:13%前後 醸造:8℃のステンレスタンクで 2~3 日低温マセラシオン。毎日ルモンタージュし凝縮感のあるタンニンを引き出します。4 日目に養殖酵母を加えて 26~27℃に保ち定期的にルモンタージュしながら 3 日かけて一次発酵。その後、4~5 日間果皮浸漬し、色味とタンニンを抽出。リリース前に 3 ヶ月以上瓶内熟成。
■コメント■ 仄かな紫色を帯びた魅惑的な色彩は、樹齢の若いマルベックならでは。熟れた赤果実のアロマが色濃く感じられ、この地域で育つマルベック特有のスミレの花を思わせるフローラルなニュアンスが彩りを添えます。この地域の土壌の特性から来るミネラルに、若々しく生き生きとした快活でフレッシュなアロマが香ります。口に含むと、甘みのあるアタックに円やかなタンニンが感じられ、骨格のしっかりとしたフレッシュでエレガントな味わいが広がります。